【第3期生】第3回活動の開催

ジュニア・ユースチーム第3期生第3回活動を開催しました

平成28年11月6日(日曜日)に守山市民交流センターで、ゴールボールの競技体験と関係者への取材を行いました。

ゴールボール体験

守山ゴールボールの選手の皆さん7名を講師に招き、ゴールボールの競技体験を行いました。

コート設営

最初にみんなでゴールの組立てやラインテープでコート設営を行いました。ゴールボールはアイシェード(目隠し)を着けて行うので、タコ糸をコートの区画に合わせて張り、その上にラインテープを貼り、触って境界線が分かるように、その都度コートを設営します。

基本練習

コートができると、ボールを転がす練習やボールを止める練習を行い、アイシェードをして練習を行いました。アイシェードを着けると、急にこわくなってしまい、いつものように動けなくなってしまうメンバーもいましたが、ボールに入った鈴の音を頼りに、意識を耳に集中させてだんだんボールが止められるようになりました。

試合

基本練習が終わると、6チームに分かれて試合を行いました。5分間の試合だったのですが、「1時間くらいに感じた。」、「自分がどこを向いているのか途中で分からなくなった。」というメンバーもいました。また、「手や足にボールが当たったのに止められなくて悔しい。」、「楽しかった。またやりたい。」という感想もあり、楽しい競技体験となりました。

関係者への取材

講話「ゴールボールの向こうに見えたもの」

取材に先立ち、日本ゴールボール協会副会長で、守山ゴールボール代表の西村秀樹さんに「ゴールボールの向こうに見えたもの」と題してお話いただきました。
27歳から全盲になり、一人歩きや読み書きの訓練を独学でされたことや、ゴールボールとの出会いや魅力について教えていただきました。
特に「初めてゴールボールをした時に、ボールを胸で受け止めた『ドン』という衝撃は、今でも忘れることはないし、その後の考え方、生き方を大きく変えた」というお話はとても印象的でした。

取材活動

講話に引き続いて、守山ゴールボールの選手・関係者3名に取材を行いました。3つのグループに分かれ、用意した質問を中心にお話を伺いました。
視覚障害者の日常生活の大変さを知るとともに、メンバーからは「目が見えることのありがたさを改めて感じることができた。」、「困っている人には積極的に声をかけていきたい。」等の感想が述べられました。
活動後には、視覚障害のある講師を守山駅まで誘導しながら一緒に歩いて帰りました。いつも何気なく歩いている点字ブロックを見て「視覚障害者の方にとっては自分の命をあずける道だ」と表現するメンバーもいて、バリアフリーの大切さを改めて感じる活動となりました。