選手、観客、ボランティア、あらゆる立場からスポーツにふれる国スポ・障スポからみんなで元気になろう!

SPECIAL INTERVIEW わたSHIGA(かがや)く国スポ・障スポPR大使 西川(にしかわ) 貴教(たかのり)さん

西川さん写真

国スポ・障スポを機に
知ってほしい滋賀の魅力(みりょく)

 自然が豊かで子育てしやすい住環境(じゅうかんきょう)や教育環境(かんきょう)を求める移住者にも人気の滋賀県(しがけん)ですが、沖縄(おきなわ)()いて日本一長寿(ちょうじゅ)の県になったことが先日の調査でもわかりました。つまり、幅広(はばひろ)い年代の方がいらっしゃる自治体でもあるわけです。加えて、琵琶湖(びわこ)や名所旧跡(きゅうせき)などの観光資源も豊富。暮らしやすくて楽しめる、そんな滋賀(しが)魅力(みりょく)も国スポ・障スポをきっかけに知っていただきたいと思っています。
 (ぼく)は44年前のびわこ国体を知っている世代。その時の高揚感(こうようかん)は今も覚えているので、2回目の経験ができることが本当に(うれ)しい。同時に、人口が先細りして行く社会に負担をかけず、次の世代に感動の記憶(きおく)を残すために何ができるかを考える、今回はそんな機会にもなるのではないでしょうか。
 イナズマロックフェスも今年(ことし)で17回目を(むか)えます。10周年を待たずに母を()くしたこともあり、続けていくことの意味は何なのかなと考えた時期もありましたが、今ではこのイベントを通じて地元で知り合った(みな)さんが(ぼく)の家族だと思うようになりました。毎年、どんどん増えていく家族の中から次の何かを(にな)う新たな仲間を増やしていけたらいいなとも思っています。
 実際、幼い(ころ)から知っている仲間の息子(むすこ)さんがマスコミ関係の会社に就職。「今まで良くしてもらったので、次は(ぼく)が仕事を作ります」って言ってくれたり。また、イナズマにお客さんとして()てくれていた、音楽をやりたいと言っていた子がプロデビューして、5月にリリースした「HEROES」を一緒(いっしょ)に作ることになったり。
 そのような未来を(にな)うみんなのためになるイベントに、国スポ・障スポもなってくれたらいいなと思います。

施設(しせつ)を再整備して利活用
新たな魅力(みりょく)の創出も

 日本各地にあるアリーナやスタジアムは、バリアフリーが進んでいない施設(しせつ)も少なくありません。国スポ・障スポが全国を回ることで、そんな施設(しせつ)が再整備されて地域の(みな)さんの利活用につながる側面も実はあります。今大会を起爆剤(きばくざい)にして、滋賀(しが)県全体でウェルビーイングを目指す、そんなモデルケースになっていけたら良いですね。
 (ぼく)も毎日トレーニングを続けています。人前に立つ仕事でもありますし、どんなタイミングでも様々な挑戦(ちょうせん)ができるようにしたいとの思いがあるからです。足腰(あしこし)が、体力が、とかでせっかくのチャンスを(のが)したくはないですよね。それは(みな)さんも同じだと思います。
 ただ、行政がサービスを提供するには財源が必要です。その一助になればとの思いで、滋賀県(しがけん)観光キャンペーン特別企画(きかく)銘打(めいう)った「滋賀(しが)ふるさと観光大使・西川貴教(たかのり)(はい)」をボートレースびわこで開催(かいさい)させていただきました。
 理念や意義を大事にしつつ現実的な面も考え、(みな)さんのためにできることはないかと思って行動しているのが、サーファーを育成するウェブプールを造る事業。場所は烏丸(からすま)半島で開業は2028年を予定。新たな角度からも滋賀(しが)魅力(みりょく)の創出に(つな)げていきたいと意気込(いきご)んでいます。
 これらの事業やイベントが、滋賀(しが)に足を運んでいただくきっかけになること、地元のアピールに(つな)がることを願っています。

開幕直前
PR大使として公私で活動

 (ぼく)も様々な形で(かか)わっていますが、今年(ことし)大阪(おおさか)万博(ばんぱく)が開かれていることもあり、関西に目を向けていただく好機。国スポ・障スポを(ふく)め、オール関西で勢いに乗りたいですね。
 実はそんな気持ちを()めて、国スポ・障スポの公式PR大使の立場で、非公式のテーマソングを作りました(笑)。「HEROES」のカップリング曲「響ケ(ひびけ)喝采(かっさい)※」です。もちろん大会イメージソングがあるのですけれども、ラジオなどで曲をかけさせていただく時には、「滋賀(しが)開催(かいさい)される国スポ・障スポの非公式テーマソングです。聞いてください!」と言って流しています。
 9月28日に開かれる国スポ総合開会式と、10月27日の障スポ閉会式に(ぼく)は出させていただく予定ですが、9月20日と21日はイナズマロックフェス。県外の方はそのまま1週間()まってもらって開・閉会式や競技会場に()ていただければ(うれ)しいです(笑)。

今は地方から発信する時代
共に盛り上がろう!

 44年ぶりに滋賀(しが)で開かれる今大会には、あらゆるスポーツにふれていただくきっかけがちりばめられています。多数のボランティアにもご協力いただきますので、県外から来られる方と県民の(みな)さんがふれあえる場にもなると思います。
 (ぼく)自身も紆余曲折(うよきょくせつ)ありながらも、地域の(みな)さんにイナズマなどを通じて支えていただき、自分の新たな可能性を見つけられたと思います。イナズマを立ち上げた当初は、地方でそんなイベントが成功するはずがないとの厳しい言葉も届きましたが、今は地方から発信する時代。一人(ひとり)ひとりが(かがや)く国スポ・障スポの成功に向け、共に盛り上げていきましょう!

※非公式テーマソング「響ケ(ひびけ)喝采(かっさい)」のイメージビデオ

profile

1970年9月19日生まれ 滋賀県出身
1996年5月、「T.M.Revolution」としてデビュー。2008年「滋賀ふるさと観光大使」に任命され、翌2009年より県初の大型野外音楽イベント「イナズマロック フェス」を主催、以降地元自治体の協力のもと毎年滋賀県にて開催している。令和2(2020)年度滋賀県文化功労賞受賞。令和6(2024)年11月、野洲市市民栄誉賞受賞。

みんなの写真で完成!モザイクアートポスター

たくさんの応援してくれている人達の写真で作った西川さんのモザイクアートポスターが完成!
大会への熱い想いが詰まった作品です

モザイクアートポスター作品