国スポ「バドミントン」の紹介

2025年の国スポでは、バドミントンは大津市で実施される予定です。

国スポ「バドミントン」とは?

 バドミントンは、ネットを隔て2つに分けられたコートの両側にプレーヤーが位置し、ラケットを使ってシャトルを打ち合い、得点を競います。シャトルが、自分のコートの中や相手コートの外に落ちたり、コートに落ちる前に自分の体にシャトルが当たったりすれば相手の得点になります。1ゲーム21点で行い、2ゲーム先取した方が勝ちです。

 力強いスマッシュや軽快なフットワーク、選手同士の駆け引きなど、試合中に発揮される選手の敏捷性(びんしょうせい)や集中力の高さが魅力です。

桑原朋也選手インタビュー

桑原朋也選手

 大津市出身の桑原朋也(くわばら・ともや)選手に、バドミントンの魅力や普段の練習について聞きました。

バドミントンを始めたきっかけを教えてください。

母親が趣味でバドミントンをやっていました。僕が小学1年生ぐらいのときに、母の練習についていき、試しにシャトルを打ってみたら、とても楽しかったんです。それから僕もクラブに入って、バドミントンをするようになりました。

これまでの最高成績と忘れられない試合について教えてください。

小学4年生のときにダブルスで全国4位になったことがあります。

忘れられない試合は、先日行われたミニ国体(国体の地区予選)。予選リーグの1試合目で負けてしまい、本戦出場が危ぶまれたのですが、ふと観客席を見ると、滋賀県の人たちが僕を応援してくれていたんですね。「比叡山高校」という学校だけでなく、「滋賀県」を背負って戦っていると思って、もう一度やる気を出しました。

結果、1位通過で本戦に出場することができました。それが心に残っている、忘れられない試合です。

桑原朋也選手

バドミントンの競技の魅力を教えてください。

バドミントンはいろいろなことができないと成立しないスポーツです。

例えば、選手自身の動くスピードも必要ですし、ショットの速さや重さ、相手との駆け引きも重要になってきます。また、最後はメンタル面の勝負にもなってきます。そうしたあらゆる要素が求められる競技ですが、一つ一つ自分の中で壁をクリアしていくという面白さを感じますね。

観戦する側としても、バドミントンは試合の展開が早いので、見ていて面白いと思います。

普段はどのような練習をしているのですか?

週6日、シャトルを打つ練習をしています。僕たちの高校では、コーチからの指導よりも、自分たちで考えながら練習をする機会が多いと思います。

数をこなすことも必要ですが、どちらかというと、質を高める練習に注力しています。僕の場合、苦手なレシーブを練習をするときは、「相手に攻め込まれたときにどう対処するか」を常に考えるようにしています。また、先輩の動きを見ながら、いいところを真似することもあります。

そのほか、下半身強化や持久力の向上のために、ランニングやウエイトトレーニングも行っています。

選手としての強みは何ですか?

ひたすら動いて、ひたすら打ち続けることが僕の強みだと思いますね。打っても打ってもなかなか決まらないし、どんなところに打っても打ち返してくる。相手には、そんな選手に見えていると思います。

桑原朋也選手 比叡山高校バドミントン部のみなさん

滋賀県で開催される国スポ・障スポへ向けて、メッセージをお願いします。

滋賀県で国スポが開催される3年後に少年種別の年齢となる有力な選手が県内の中学校にいて期待ができます。自分自身も地元の滋賀県で国スポが開催されるということで、しっかりと本戦に出場して、表彰されるよう頑張りたいと思います。

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