国スポ「ボート」の紹介

2025年の国スポでは、ボートは大津市(おおつし)で実施される予定です。

国スポ「ボート」とは?

 湖や川などに設営された1000メートルの直線コースで着順を競います。国スポでは1人乗りのシングルスカル、2人乗りのダブルスカル、1人の舵手(だしゅ)と4人の漕手(そうしゅ)が乗る舵手(だしゅ)付クォドルプルおよび舵手(だしゅ)付フォアの4種目があります。勝敗は艇(てい)の先端(せんたん)がゴールラインを通過した順位で決します。

新德真夕選手インタビュー

立命館大学1回生新徳真夕選手

 立命館大学1回生でボート部に所属している、草津市出身の新德真夕(しんとく・まゆ)さん(19)。小学5年生のときに次世代のアスリートを発掘育成する「滋賀レイキッズ」のプログラムに参加し、ボートと出会ったそうです。競技の魅力などを伺いました。

競技を始めたきっかけを教えてください。

新德さん:小学校5年生のときに、次世代のアスリートを発掘(はっくつ)育成する「滋賀レイキッズ」のプログラムに参加しました。私はそれまでバスケットボールやサッカーなどをやってきましたが、約18ヶ月間、いろいろなスポーツを体験するプログラムの中で、ボートと出会いました。

最初は正直、あまり真剣ではなかったのですが、水の上で感じる風が気持ちよかったし、滋賀県には琵琶湖もあって練習環境が整っていることもあり、ボート競技を始めました。

競技人生で苦労されたことや大変だなと思った点は?

新德さん:バスケットボールなどは試合中に対面で言葉を交わして仲間とコミュニケーションを取りあうことができますが、ボートは黙々(もくもく)と漕(こ)ぐ場面が多いので、その面で正直しんどいなと感じることがありました。

ただ、親やコーチなどの力強いサポートがとてもありがたいですし、大会で結果を出すと「観ていたよ、すごかったね」などと声をかけられることもあって、本当に多くの人に支えられているなと感じます。

立命館大学1回生新徳真夕選手

改めてボート競技の魅力(みりょく)は何だと思いますか?

新德さん:ボートは後ろ向きに進むので、試合中は仲間の顔を見ることができないんです。その中でも背中でお互いがお互いを感じ取って、息を合わせていく。すごく難しいんですけど、練習を積み重ねて、それが結果につながったときは嬉(うれ)しいですね。

ボート競技を観戦するときのポイントを教えてください。

新德さん:ボート競技は、中盤(ちゅうばん)まで1位だったクルーが最後の最後に抜かされたり、チームワークが発揮(はっき)されていい結果が出たり、最後のゴールの瞬間(しゅんかん)までどこが勝つかが読めません。観戦している方にとってはすごく面白いと思います。

選手としての目標や夢を教えてください。

新德さん:どんどん経験を積んで、いつか日本一を取りたいと思います。

立命館大学1回生新徳真夕選手

滋賀県で開催される国スポ・障スポへ向けて、メッセージをお願いします。

新德さん:「滋賀レイキッズ」を通して いつも国スポを意識してきました。

国スポが行われるとき、私は4回生。大学最後の年に地元で開催される大会なので、しっかり結果を出して、恩返しをしていきたいなと思っています。

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