第36回国民体育大会では、冬季大会を除く33競技が県内で実施(じっし)され、男女総合成績においては、滋賀県が16競技で1位となり天皇杯(てんのうはい)を獲得(かくとく)、女子総合成績においては、滋賀県が6競技で1位となり皇后杯(こうごうはい)を獲得(かくとく)しました。また、県内競技に参加した選手・監督(かんとく)の人数は合計22,540人にのぼり、滋賀県全体で大いに盛り上がりました。
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1981年9月13日~9月16日(夏季)
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10月13日~10月18日(秋季)
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第17回全国身体障害者スポーツ大会では、全国都道府県・政令指定都市57選手団をはじめ、国際障害者年記念として招待された東南アジア、南太平洋諸国や滋賀県と姉妹提携(ていけい)しているアメリカ・ミシガン州など18の国と地域の選手団、総勢1,043人の選手を迎(むか)えて開催(かいさい)。国内外の選手の皆(みな)さんが全力で競技に取り組む姿が大きな感動を与(あた)えてくれました。
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1981年10月24日・10月25日
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びわこ国体では、旧伊吹町(いぶきちょう)(現米原市)でホッケー競技が行われ、成年男子で滋賀県が優勝するなど、多くの滋賀県ゆかりの選手が活躍(かつやく)しました。その後、滋賀県のホッケー競技がどのように発展し、今に継承(けいしょう)されてきたのか、びわこ国体ホッケー成年男子の優勝メンバーである鈴木金良(すずきかねよし)さんにお話しを伺(うかが)いました。
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■滋賀県はホッケー強豪県に
鈴木金良(すずきかねよし)さん
びわこ国体ホッケー成年男子の優勝メンバーで、伊吹山(いぶきやま)中学校ホッケー部顧問(こもん)、ホッケー日本リーグ所属のチーム「BlueSticks SHIGA(ブルースティックスシガ)」設立時のゼネラルマネージャーを歴任。現在も滋賀県でホッケー競技の普及(ふきゅう)に取り組む。
●びわこ国体を迎(むか)えるまで
伊吹町(いぶきちょう)は、ホッケー競技というものにあまりなじみがない中で開催地(かいさいち)を引き受けることになったそうです。そんな状況(じょうきょう)から、伊吹町(いぶきちょう)役場の職員や学校の先生が参加するホッケーチームやスポーツ少年団を結成するなど、町全体で国体への機運醸成(じょうせい)に取り組みました。
●びわこ国体での活躍
びわこ国体のホッケー競技では、滋賀県は成年男子優勝、成年女子4位、少年男子3位、少年女子2回戦敗退の結果でした。
成年男子は初戦こそ大差で勝利したものの、その後の試合はすべて接戦となりました(決勝戦では同点優勝)。地元からの期待と緊張(きんちょう)を感じながら試合に臨んだのを覚えています。
また、国体へ向けて取り組んでいたホッケー強化練習の成果が実り、これまで全国大会で上位に進出できていなかった少年男子(高校生)が3位の成績をおさめたのも印象深かったです。少年女子と成年女子が強豪(きょうごう)チームに僅差(きんさ)の敗退となったことからも、強化練習の成果が現れた大会でした。●大会を契機(けいき)として
びわこ国体の開催(かいさい)をきっかけとして、伊吹町を中心に、スポーツ少年団や、中学校、高等学校にホッケー部が創設されました。その後も滋賀県からは、数多くの優秀(ゆうしゅう)な選手が誕生し、今では米原市が“ホッケーの町”と称(しょう)されているなど、滋賀県は全国有数のホッケー強豪県(きょうごうけん)となりました。
●今、そして未来へ
現在でも、滋賀県のスポーツ少年団、中学、高校は毎年全国大会で常に上位の成績。さらに、課題であったトップ選手の地元での活躍(かつやく)の場として2019年に発足したチーム「BlueSticks SHIGA(ブルースティックスシガ)」がトップリーグであるホッケー日本リーグに参戦するなど、全国でも多くの滋賀県ゆかりの選手が活躍(かつやく)しています。特に、昨年の東京2020オリンピックでは、1968年のメキシコ大会以来、53年ぶりに出場した男子日本代表で3人、5大会連続出場の女子日本代表では2人の滋賀県出身選手が活躍(かつやく)されました。
現在ホッケーチームがあるのは米原市と彦根市(ひこねし)のみですが、米原市内の小学校でホッケー体験の時間を作ってもらったり、滋賀レイキッズのホッケー体験会を開催(かいさい)したり、ホッケー競技に興味をもってもらうための取組を積極的に行っています。2025年の国スポへ向けて今後も競技のさらなる普及(ふきゅう)・発展に取り組みますので、ぜひ注目してください。滋賀県のチーム(白のユニフォーム) BlueSticksSHIGA (ブルースティックスシガ)
滋賀県のチーム(白のユニフォーム) BlueSticksSHIGA (ブルースティックスシガ)
滋賀県のチーム(白のユニフォーム) BlueSticksSHIGA (ブルースティックスシガ)
2025年の国スポでは、米原市(まいばらし)で実施(じっし)される予定です。
●競技内容と主なルール
主に人工芝(じんこうしば)の競技フィールド(横55m、縦91.4m)でスティックを使ってドリブルやパスをし、相手ゴールにボールを入れて得点を競います。スティックは平らな面と丸い面がありますが、平らな面でしかボールを扱(あつか)うことができません。競技時間は、各15分の4クオーター制(計60分)。1チーム11人(うち1人はゴールキーパー)で競技し、登録選手であれば、時間内に何回でも交代をすることができます。ゴール前のサークルと呼ばれるほぼ半円の中から打たれたシュートしか得点になりません。
●競技の魅力(みりょく)
いかにサークル内にボールを持ち込(こ)み、得点するかが勝負の分かれ目となりますので、ゴール前の駆(か)け引きに注目です。スティックという特殊(とくしゅ)な用具を巧(たく)みに使いこなす「技」と、スピード感のある試合展開、一瞬(いっしゅん)の隙(すき)をつくプレイなどが面白いところです。
また、選手交代は試合を大きく左右します。選手交代が自由なので、どの選手がどのタイミングで交代するのかもポイント。身体能力(速く走る、素早く動く、力がある)に優れた選手、技術力に優れた選手など、それぞれの選手の個性にも注目してください。
畑野修平(はたのしゅうへい)選手
BlueSticks SHIGA(ブルースティックスシガ)所属
1996年生まれ 米原市(旧伊吹町)出身
ポジション:DF(ディフェンダー)
・2018年第37回全日本大学ホッケー王座決定戦優勝
・2012年岐阜国体(少年男子)、2016年岩手国体
(成年男子)優勝
ホッケーを始めたきっかけは
姉2人がホッケーをしていた影響(えいきょう)で、小学2年の頃(ころ)に自然と始めていました。家の近所にあった小学校でホッケーのスポーツ少年団が練習していたことも大きく影響(えいきょう)しているかもしれません。
本格的に競技に打ち込(こ)むようになったきっかけは
小学4年のときに初めてスポーツ少年団の全国大会で優勝を経験し、そこから常に日本一を目標にトレーニングしてきました。大学入学後に日本代表チームで活動する中で、トップレベルのホッケーを経験することができ、ホッケーに対する自信がつきました。
普段(ふだん)の練習内容は
ホッケーは試合中に走り続ける走力が必要となるので、平日は週に2回程度、スタミナ強化のためのランニングと、フットワークのトレーニングをしています。週末には、国スポ会場となる米原市のグラウンドでホッケーの練習をしています。
競技の魅力(みりょく)とは
試合の展開が速いのが魅力(みりょく)です。ボールスピードが速いので、攻守(こうしゅ)の切り替(か)えも早く、選手としては、試合中攻(せ)めている間でも守備の意識を持つなど全く気が抜(ぬ)けません。また、ホッケーはスティックを使ってプレイしますので、ボールの扱(あつか)いが難しいんです。選手はそのスティックを自分の腕(うで)のように意のままに操ることができるようトレーニングしていますので、スティックさばきにも注目してみてください。
競技を楽しく観戦するために
ゴール前で攻撃(こうげき)側が優位な状況(じょうきょう)でシュートを打つことができる「ペナルティコーナー」と呼ばれるセットプレーに注目してください。得点率が高く、試合の流れを左右するプレイなので、攻(せ)める側は各チームさまざまな工夫を凝(こ)らして得点を狙(ねら)い、守備側は体を張ってゴールを守ります。攻守(こうしゅ)の駆(か)け引きが面白いです。
今後の目標は
2022年にホッケー日本リーグ2部で優勝し、1部へ昇格(しょうかく)すること、2024年にホッケー日本リーグ1部で優勝すること、そして、2025年に滋賀県で開催(かいさい)される国スポで優勝することです。
読者へのメッセージ
日本ではマイナーなホッケーですが、とても面白いスポーツです。また、滋賀県の選手はテクニックのある人が多いので、ドリブルやパスの技術にも注目です。YouTubeなどでも試合のライブ映像が視聴(しちょう)できるので、ぜひ観戦してください。
2025年の国スポでは、彦根市(ひこねし)で実施される予定です。
●実施種目(じっししゅもく)
「走る・跳(と)ぶ・投げる」それぞれの動作を競技化したスポーツ。
【トラック競技】
短距離走(たんきょりそう)、中・長距離走(ちゅう・ちょうきょりそう)、ハードル、障害走、リレー、競歩競技があり、そのスピードを競います。
【フィールド競技】
跳躍種目(ちょうやくしゅもく)は高さを競う走高跳(はしりたかとび)と棒高跳(ぼうたかとび)、距離を競う走幅跳(はしりはばとび)・三段跳(さんだんとび)があります。投てき種目は砲丸投(ほうがんなげ)・円盤投(えんばんなげ)・ハンマー投・やり投があり、投げた飛距離を競います。
●競技の魅力(みりょく)
より速く、より高く、より遠く、人間の潜在能力(せんざいのうりょく)の限界に挑戦(ちょうせん)する選手の緊迫感(きんぱくかん)を身近に感じられます。
壹岐あいこ(いきあいこ)選手
立命館大学 陸上競技部所属
2000年生まれ 大津市出身
専門種目:短距離走(たんきょりそう)(100m、200m)
・2021年日本選手権大会100m準優勝、200m4位
・2021年全日本インカレ100m、200m準優勝
【自己ベスト】100m11秒58、200m23秒71
(2022年2月現在)
陸上を始めたきっかけは
競技を始めたのは、小学5年。小学生のころ運動会などの徒競走大会ではいつも2位で悔(くや)しかったからです。
本格的に競技に打ち込(こ)むようになったきっかけは
中学に入学してから本格的に全国で活躍(かつやく)したい、日本一になりたいと思い競技に打ち込(こ)むようになりました。そのきっかけとして、中学の顧問(こもん)の先生と出会えたことが大きいです。
普段(ふだん)の練習内容は
週5日練習です。練習メニューは、地面を踏(ふ)み込(こ)む力を強くするために、ジャンプ系の練習を多めにしています。それにより、地面に対して反発する力を大きくして前に進む力を高めています。
競技の魅力(みりょく)、競技を楽しく
観戦するためのポイント
100m、200mと短い距離(きょり)の中で、スタートが強い人や、私のように後半の追い上げが得意な人などいろいろなタイプの選手がいますので、選手の特徴(とくちょう)にも注目してみてください。それぞれの個性がある中で、スタートからゴールまでだれが勝つかわからないハラハラする試合展開が見どころです。
今後の目標は
2024年に行われるパリオリンピックに出場すること。
また、2025年に滋賀県の国スポで個人種目優勝することが目標です。
読者へのメッセージ
試合で最大のパフォーマンスを発揮できるよう、けがの原因や予防について大学で学んだり、練習後に振(ふ)り返りノートをつけたりするなど、走り込(こ)み以外の取組も大切にしています。陸上選手の最高のパフォーマンスをぜひ間近で観戦してみてください。
山本亜美(やまもとあみ)選手
立命館大学 陸上競技部所属
2002年生まれ 草津市出身
専門種目:短距離走(400m)、400mハードル
・2021年日本選手権400mハードル優勝
・2021年関西インカレ400mハードル優勝
【自己ベスト】400mハードル57秒04(2022年2月現在)
陸上を始めたきっかけは
お母さん、お姉ちゃんが陸上競技をやっていた影響(えいきょう)で、中学1年のときに始めました。
本格的に競技に打ち込(こ)むようになったきっかけは
高校で400m、400mハードルにであい、1年生の全国インターハイで4×400mリレーで3位になったときに、個人でも活躍(かつやく)したいと強く思いました。
普段(ふだん)の練習内容は
練習は週5日。基本の400mの練習をしたあとに、ハードルの練習をすることが多いです。毎日ドリル(ハードルのさまざまな跳(と)び方(足のフォームなど)をひとつずつ練習すること)をします。走るための筋力アップのために、ベンチプレスやスクワットも頑張(がんば)っています。
競技の魅力(みりょく)とは
良いときも良くないときも、タイムという数字ではっきりと分かるところがシビアだけど面白いです。0.01秒でも速くなることが喜びですし、“走るだけ”がとても難しく、奥(おく)が深いと感じます。
たとえば、私は後半が強いタイプで、レース終盤(しゅうばん)までモモを上げたまま走り切れるのですが、足を上げた時に力が上方向に抜(ぬ)けてしまうクセがありました。「足を上げるときの力を前に前に」というのを意識するなど、細かい調整も行っています。
今後の目標は
パリオリンピックに出場することです。
読者へのメッセージ
400m、400mハードルは、最後までレースの結果がわからないところが面白いです。1番にスタートしても最下位になることはありますし、その逆もあります。レースを観戦して、0.01秒まで競い合う緊迫感(きんぱくかん)のある試合展開を楽しんでほしいです。
2025年の国スポでは、大津市(おおつし)、守山市(もりやまし)、甲賀市(こうかし)、東近江市(ひがしおうみし)で競技が行われます。
●競技内容と主なルール
ゴールキーパーを含(ふく)む11人で編成されたチームで行い、相手チームのゴールに手を使わずにキックなどでボールを入れた得点を競います。国スポの競技時間は、前・後半35分ずつ、ハーフタイム10分。オフサイドは、ゴール前での待ち伏(ぶ)せなどを防ぐために設けられた特別なルールです。
●競技の魅力(みりょく)
各選手の華麗(かれい)な足でのボールさばきや、激しい身体のぶつかり合い、練られた戦術など、様々(さまざま)な要素が楽しめるスポーツです。
山田祐樹(やまだゆうき)選手
びわこ成蹊スポーツ大学
サッカー部所属
2000年生まれ 甲賀市出身
ポジション:DF(ディフェンダー)
・2018年全国高校サッカー選手権ベスト16
・2021年全日本大学サッカー選手権ベスト8
サッカーを始めたきっかけは
お父さんがサッカーをしていて、自然とサッカーをするようになっていました。
本格的に競技に打ち込(こ)むようになったきっかけは
高校への進学を機に、あえて親元を離(はな)れ、寮(りょう)生活をすることにしました。自らの決断で厳しい環境(かんきょう)に身を置き、競技に打ち込(こ)むようになりました。
普段(ふだん)の練習内容は
特徴的(とくちょうてき)な練習はしていませんが、チーム全員が意識高く練習に取り組んでいるので、良いトレーニングができていると思います。個人的には人間観察が好きなので、他の人のプレイ、特に父のプレイを見てマネしてみることはよくありますね。また、試合ではどのようなプレイをしようかイメージトレーニングを大切にしています。
競技の魅力(みりょく)とは
派手なゴールシーンや華麗(かれい)なパス回しなどに注目が集まりがちですが、それ以外の場面にも注目してほしいです。そういった状況(じょうきょう)を作るために、フィールドの選手は相手と駆(か)け引きし、ポジションを変え、頭脳戦を繰(く)り広げています。そのため、ボールのないところの選手の動きを見るのも面白いと思います。
今後の目標は
プロサッカー選手になることです。
読者へのメッセージ
元々(もともと)、自分は「予想して動くプレイ」が得意であり、好きでもあります。「予想する」というのはスポーツ全般(ぜんぱん)で一番大事。ぜひ試合を観戦して、意表を突(つ)く縦へのパスなど、意外性のあるプレイを楽しんでください。
藤田悠介(ふじたゆうすけ)選手
びわこ成蹊スポーツ大学
サッカー部所属
2001年生まれ 大津市出身
ポジション:MF(ミッドフィールダー)
・2019年全国高校サッカー選手権優勝、優秀選手
サッカーを始めたきっかけは
始めたのは4歳(さい)。テレビで日本代表の試合を観て、自分もやってみたいと思ったからです。
本格的に競技に打ち込(こ)むようになったきっかけは
進学した高校が強豪校(きょうごうこう)で、部員数が多く競争が激しかったことです。同期や先輩(せんぱい)に負けたくない気持ちがあったので、打ち込(こ)むようになりました。また、プロに行く先輩(せんぱい)がいて、そのレベルの高さに刺激(しげき)を受けました。
普段(ふだん)の練習内容は
練習は週6日で、ボールを保持するポゼッションの練習やゲーム形式の練習を行います。シーズン中には、相手のスカウティング(分析(ぶんせき))をして相手を想定した練習なども行います。
僕はサッカーは「トラップとパス」で決まると思っているので、ボールを受けるトラップとパスのトレーニングを重点的に行っています。
また、練習時間は皆(みんな)同じなので、それ以外の部分で差をつけるために、普段(ふだん)から食事や睡眠(すいみん)にも気を遣(つか)っています。
競技の魅力(みりょく)とは
サッカーは、得点することが難しいので、やはり点を獲(と)ることが醍醐味(だいごみ)。その1点を獲る(守る)ために細かいところまでこだわって選手は練習しています。その1点の重みが、選手や見る人を熱狂(ねっきょう)させるのだと思います。
今後の目標は
大学で日本一になること。また、活躍(かつやく)するプロサッカー選手になることです。
読者へのメッセージ
サッカーは攻守(こうしゅ)の競り合いが激しく、局面ごとにさまざまな駆(か)け引きが行われていますので、そこを注目して観てほしいです。
甲賀市(こうかし)出身の手話シンガーソングライターyokko(ヨッコ)さんが作詞・作曲・歌唱を手がけた、大会イメージソング「シャイン!!」。この度、合唱バージョンと吹奏楽(すいそうがく)バージョンが完成しました。
音源は2021年12月に、合唱バージョンが八日市文化芸術会館、吹奏楽(すいそうがく)バージョンが守山市民ホールで公開収録されました。完成した音源は、大会HPで公開しています。ぜひご視聴(しちょう)ください♪
合唱バージョン歌唱団体
滋賀県合唱連盟合唱団
(しがけんがっしょうれんめいがっしょうだん)
合唱バージョンの収録のために県内の多くの合唱団が集まり合同で取り組んでいただきました。
●メッセージ
普段(ふだん)一緒(いっしょ)に合唱をしているメンバーだけではなく、指揮者やピアニストも初めてお会いする方が多かったので、合同練習を複数回もち、気持ちをひとつにして合唱することを大切にしました。
合唱曲としてはあまりないアップテンポの編曲でしたので、録音時には苦労もありましたが、最後は全員が楽しく合唱を終えることができました。その雰囲気(ふんいき)を味わっていただければ幸いです。
吹奏楽(すいそうがく)バージョン演奏団体
立命館守山中学校・高等学校
吹奏楽部
(りつめいかんもりやまちゅうがっこう・こうとうがっこうすいそうがくぶ)
吹奏楽(すいそうがく)バージョンの収録のために中学生と高校生がいっしょになって取り組んでくれました。
●メッセージ
明るい音でだれかを応援(おうえん)する気持ちで演奏しました。楽譜(がくふ)に歌詞を書き込(こ)み、歌うように楽器で表現したことも、演奏のこだわりです。
重厚感のある明るく元気なサウンドとともに細かいところまで合わせたリズムにも注目してみてください!メロディーを吹(ふ)く楽器が移り変わるごとに変化する曲の雰囲気(ふんいき)や細かいリズムまで合わされた伴奏(ばんそう)パートが魅力的(みりょくてき)です。
地域で『輝(かがや)く』活動を行っている人を紹介(しょうかい)する「街のシャイン!!な人」。今回は、大会イメージソング「シャイン!!」合唱バージョンと吹奏楽(すいそうがく)バージョンの制作にご協力いただいた、滋賀県合唱連盟(しがけんがっしょうれんめい)と立命館守山中学校・高等学校吹奏楽部(りつめいかんもりやまちゅうがっこう・こうとうがっこうすいそうがくぶ)に、それぞれの活動についてお聞きしました。
―主な活動
滋賀県合唱連盟は県内44の合唱団が加盟する組織です。滋賀県合唱祭、滋賀県合唱コンクール、ヴォーカル・アンサンブルコンテスト、~春をよぶ~しが・コーロ・フェスタの4つの事業を、県内文化ホールを会場として主催(しゅさい)しています。加盟団体により、合唱組曲、ミサ曲、ポップス、童謡(どうよう)などレパートリーは様々(さまざま)です。
メンバーは年齢(ねんれい)も小学生から80歳(さい)代の方まで幅広(はばひろ)く、声楽を音楽大学で学ばれた方、学生時代にクラブ活動で合唱をされていた方、まったく合唱経験がなかった方など、経験も様々(さまざま)です。
各加盟団体は、普段(ふだん)自らの合唱団の演奏会や、連盟主催(しゅさい)事業への出演、地域での文化祭などへの出演などに向けて、演奏曲を決めて、練習しています。
―合唱で大切にしていること
歌を歌うことは、一人でも出来ます。しかし2重奏、3重奏、4重奏、合唱と歌う人数が増えることにより、演奏の幅(はば)が広がり、歌を聴(き)いていただいている方に伝える力が大きくなります。
そのため加盟団体は、メンバーそれぞれの声を聴(き)き合いながら、合唱により奏(かな)でられるハーモニーを大切にして活動をしています。
また、合唱連盟は、加盟団体の演奏力向上を支えるとともに、数々(かずかず)の発表の場を設け合唱の奏でるハーモニーの素晴らしさを、多くの方に知っていただく場を設けています。
―「シャイン!!」な瞬間(しゅんかん)(やっていてよかったと感じる瞬間)は
各種主催(しゅさい)事業を行った際、参加団体から「参加して良かった」と喜んでいただけたときや、演奏を聴(き)きに来られた方に演奏を満足していただけたときです。
―主な活動
金管楽器、木管楽器、打楽器それぞれのパートを合わせて約60名の部員で活動しています。毎年、自主コンサートとして5月にフレッシュコンサート、12月にクリスマスコンサート、3月に定期演奏会を開催(かいさい)しているほか、地域で行われるイベントでの依頼演奏(いらいえんそう)などにも取り組みます。
普段(ふだん)は、平日2時間、休日7時間の練習をしています。練習メニューは、演奏だけでなく、体幹トレーニングもあります。
おかげさまで、「2020日本管楽合奏コンテスト全国大会」や「紀の国和歌山総文2021」に出場、「2021吹奏楽(すいそうがく)コンクール関西大会」では銅賞をいただくことができました。
―演奏で大切にしていること
私たちは「良い音楽を」をモットーに日々(ひび)活動しています。聴(き)いてくださる方に良い音楽を届けるために全力を出し、より多くの人に私たちの演奏を聴(き)いて笑顔で楽しんでいただくことを目指して演奏しています。
―「シャイン!!」な瞬間(しゅんかん)(やっていてよかったと感じる瞬間)は
本番のステージで演奏するときです。特に、毎年3月に開催(かいさい)している定期演奏会での演奏は、1年で1番感動的。長く辛(つら)い練習を乗り越(こ)えて本番で全力の演奏ができた達成感でいっぱいになります。
また、最後の曲が終わって拍手(はくしゅ)がホールいっぱいに鳴り響(ひび)いているとき、お客さんに楽しんでもらうことができて良かったと感じます。
創刊号で募集した皆さんの「シャイン!!な瞬間(うれしいとき、楽しいとき、やりがいを感じるときなど)」の一部を紹介します!
1981年に開催(かいさい)された「びわこ国体」と「びわこ大会」に関する皆(みな)さんの思い出を募集(ぼしゅう)し、次号以降で掲載(けいさい)します。 当時のことをふりかえり、誌面で思い出を語り合いませんか。採用された方には、キャッフィー・チャッフィーの缶(かん)バッジを2つプレゼントします。(缶(かん)バッジは全6種類。種類の指定はできません。)