2025年の国スポ・障スポでは、バスケットボールは大津市、草津市、野洲市で実施される予定です。
国スポ・障スポ「バスケットボール」とは?
バスケットボールは、1チーム5人の選手がパスやドリブルを駆使しながらボールを進め、相手のバスケットゴールにシュートをして得点を競います。国スポ・障スポでは、トーナメント方式によって試合が行われ、1試合4ピリオド(1ピリオド10分)で、第4ピリオドを終えた時点で得点の多いチームが勝ちになります。
伊藤さつき選手インタビュー
広島県出身で、滋賀銀行の女子バスケットボール部「LakeVenus」でキャプテンを務めている伊藤さつき(いとう・さつき)選手(27)。バスケットボールの魅力や普段の練習について聞きました。
バスケットボールを始めたきっかけを教えてください。
3歳上の姉がミニバスケットボールをやっていました。あるとき「試合に出場する人数が足りない」ということで、小学1年生ながら背が高かった私が、急遽(きゅうきょ)、試合に出場することになりました。
試合がとても楽しかったので、私自身もバスケットボールを始めることになりました。
これまでの最高成績と忘れられない試合について教えてください。
2022年に行われた「いちご一会とちぎ国体」の成年女子バスケットボール競技に滋賀県代表として出場し、優勝を果たしたことです。
実は、このとちぎ国体の前に開催された大会で、勝てる自信のあった相手に負けたことがありました。その負けをきっかけに、チームが引き締まりましたね。
だからこそ、とちぎ国体の優勝はとても嬉(うれ)しかった。特に決勝戦は、チームの雰囲気もよく、楽しくプレーができました。納得のいくプレーができて、心に残っています。
バスケットボールの競技の魅力を教えてください。
攻守の入れ替わりが非常に早く、試合展開がスピーディーなので、たとえ細かいルールは分からなくても、見ているだけで楽しめると思います。
球技ではありますが、格闘技のように激しいぶつかり合いも多いので、生で観戦すると、迫力がありますよ。
普段はどのような練習をしているのですか?
土曜日と日曜日も含めて週5日、練習をしています。
バスケットボールの練習では、基礎練習を大切にしていますが、ゲーム形式での練習も積極的にやっています。試合が近くなると、対戦相手を意識して、プレーの分析をしたり、戦略を立てたりしています。
また、専属のトレーナーの指導のもと、全身の筋肉を鍛えるためのウエイトトレーニングも行っています。
試合中はどんなことを考えているのですか?
私は、失敗を引きずらないことを意識しています。パスやシュートのミスをしてしまうと、どうしても落ち込んでしまうのですが、周りに悪い影響を与えてはいけないと思うので、早く気持ちを切り替えるように心がけています。
滋賀県で開催される国スポ・障スポへ向けて、メッセージをお願いします。
実は今シーズンで引退を考えています。なので、今シーズンを駆け抜けて、最高の状態でバスケ人生を終えたいと思います。2025年の国スポ・障スポでは、後輩たちが頑張ってくれるはずですし、私も全力で応援しようと思います。